新型コロナウイルス感染症の国内の状況は、４月に入っても依然として厳しいものが続いています。NHKのデータによると、４月の感染者数の日平均は約３０００人で、３月よりも約１０００人増加しています。特に大阪府や東京都などでは、変異株の影響もあり、重症者や死者が急増しています。

一方で、世界的に見ると、日本はコロナの流行遅れと言われるほど感染拡大が遅く、死亡率も低い国の一つです。厚生労働省によると、日本の感染者数は累計で約５５万人、死者数は約９７００人で、人口１０万人あたりの感染者数は４３６人、死者数は７．６人です。これに対して、アメリカやイギリスなどでは、感染者数や死者数が日本の数十倍から百倍に及びます。

なぜ日本はコロナの流行遅れなのでしょうか？その理由については、まだ確かな答えは出ていませんが、マスク着用や手洗いなどの衛生習慣や社会的距離の保持などが効果的だったという説や、日本人の免疫力や遺伝的な要因が関係しているという説などがあります。しかし、油断は禁物です。ワクチン接種が進むまでは、引き続き感染予防対策を徹底しましょう。